Excel 作業でセルに値を入力したあとにEnterキーを押すと、デフォルトの設定ではセルの選択先が下方向に移動します。
この移動方向を変更するにはファイル→オプション→詳細設定で
「Enter キーを押したら、セルを移動する」
の「方向」を変更します。
よく使うのは下方向と右方向の切り替えだと思います。
この方向の切り替えを頻繁に行うのであれば、その都度オプションを変更するのは手間です。
そんなときはマクロに登録して1クリックで切り替えられるようにすると便利です。
こちらの動画でその様子を紹介しています。
【【VBA】Excelを便利にする小技【番外編】
マクロのコード
このマクロのコードはとてもシンプルです。
'//セルの移動方向を右方向に設定
Public Sub RightMove()
Application.MoveAfterReturnDirection = xlToRight
End Sub
'//セルの移動方向を下方向に設定
Public Sub DownMove()
Application.MoveAfterReturnDirection = xlDown
End Sub
プロシージャを2つにわけていますが、それぞれ中身としてはたったの1行です。
Applicationオブジェクト(Excel)の MoveAfterReturnDirection プロパティに定数を与えています。
与えることのできる定数は以下のとおりです。
- xlToRight … 右方向
- xlToLeft … 左方向
- xlUp … 上方向
- xlDown … 下方向
動画ではこのマクロを個人用マクロブックに保存し、クイックアクセスツールバーにボタンを設定しています。
そうすることですべてのExcelブックで使うことができます。
個人用マクロブックについてはこちら
クイックアクセスツールバーに登録する方法はこちらを参照ください。
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